ベトナム・サパでファンシーパン山へGO!~ロープウェイ&登山鉄道で楽チン~

みなさん、ベトナム最高峰に登ってみたくありませんか。その高さは、なんと3143m!って、それって本格的な登山…と、思いきや、実は超巨大ロープウェイで山頂まで楽々行けてしまうのです。

また、2018年、サパの中心地からロープウェイ乗り場まで、ベトナム国内最長の登山鉄道が運行するようになりました。

登山鉄道とロープウェイを使って、ベトナム最高峰に登頂しちゃいましょう。楽チンですよ!

ファンシーパン山とは

ファンシーパン山(英:Fansipan mountain 越:Núi Phan Xi Păng)はベトナムで1番高い山です。・・・いえ、ベトナムというより、インドシナ半島で1番高い山!なので「インドシナの屋根」と呼ばれることも。標高は3143mです。

ちなみに富士山は3776m。

そして、ファンシーパン山があるのは、もちろんこのサイトで紹介している「サパ」!サパのあるラオカイ省と隣のライチャウ省の境としてそびえ立っています。

【Googleマップ:ファンシーパン山】

ファンシーパン山のロープウェイとは

ロープウェイは2016年2月に開通しました。全長が6293m、出発点と終着点の標高差が1410mというものすごい大きさ。開通当時、ギネス世界最長のロープウェイでした。(現在はこれまたベトナムのフーコック島に7899.9mのロープウェイがあります)

ロープウェイが開通するまで、もちろん徒歩でしか登ることができなかったファンシーパン山ですが、今では誰でも気軽に登れるようになりました。

【2018年最新】ファンシーパン山への行き方!

2016年のロープウェイの運行前までは、数日かけて登山するのが一般的でしたが、ロープウェイができ、誰でも登れる山になったファンシーパン山。

しかし、運行が開始されたときは、ロープウェイ「しか」なかったので、車で乗り場まで行き、ロープウェイを降りてからは、徒歩で階段を登って山頂を目指していました。

この徒歩が実はけっこう大変だったのですが・・・

しかし、2018年現在、サパの中心部からロープウェイ乗り場までムオンホア登山鉄道が運行しています。さらに、ロープウェイを降りてから階段を登ることもできますが、小さなケーブルカーで行くこともできるのです。

登山鉄道→ロープウェイ→ケーブルカー→山頂

つまり、ほとんど歩かず、そして街の中心から旅行者でもわかりやすく、あっという間に登頂できてしまうということです。ツアーやタクシー、チャーターカーを使う必要はもうありません。

それでは、具体的な乗り方です。

ムオンホア登山鉄道でロープウェイ乗り場へ

まず、鉄道の駅に行きます。鉄道の駅は教会にも近いサパの街の真ん中にあります。

建設中の大きな建物(ホテルになるらしいです)の中にあります。

【Googleマップ:ムオンホア登山鉄道】

チケット購入!ロープウェイの料金は?

建物の中に入るとすぐにチケット売り場があるので、鉄道のチケットを買いましょう。

買うのはもちろん、ロープウェイとのコンボチケット「85万ドン(約4250円)」。コンボチケットには、登山鉄道とロープウェイそれぞれの往復チケット、そして10万ドン分のレストランお食事バウチャーが含まれています。

現在、ロープウェイのみの料金は70万ドン(約3500円)です。以前は60万ドンでした。

じゃあ、85万ドンで・・・と思ったら、100万ドン(約5000円)のチケットがあるとのこと。これには、ロープウェイを降りたあとの小さなケーブルカーも含まれているそうです。

結局、100万ドンのチケットを購入しました。

Ve…チケット

CT…ロープウェイのベトナム語略

MH…ムオンホア鉄道の略

FSP…ファンシーパン鉄道の略(山頂のケーブルカー)

チケットの種類と金額

  1. ロープウェイのみ・・・70万ドン
  2. 登山鉄道とロープウェイ・・・85万ドン(コンボチケットなのでお食事券付き)
  3. 登山鉄道、ロープウェイ、ケーブルカー・・・100万ドン(コンボチケットなのでお食事券付き)

※2018年9月現在、100万ドンのチケットは90万ドンになり、お食事券がつかなくなりました。

登山鉄道に乗る

チケットを購入したら、案内に従って乗り場へと進み乗車です。

登山鉄道の車内はかなり立派でした。

ロープウェイ乗り場へ!

10分も経たないうちに到着です。登山鉄道を降りるとそのまま室内を通って、ロープウェイ乗り場へ行くことができます。

ロープウェイに乗りましょう。15分程度で到着です。

少し外を歩きます

ロープウェイを降りたら、少し建物の外を歩きます。

ミニケーブルカーに乗車

最後はミニケーブルカーに乗って山頂へと向かいます。(ロープウェイを降りたあと、徒歩でも登頂可能です。)

※取材日は霧が立ち込めていました。

お食事券を利用する

オレンジのカードが10万ドン分のお食事券です。

ロープウェイ乗り場に大きなレストランがあるので、そこでお食事券を利用することができます。飲み物などもあるので、お使いになるのをお忘れなく。

登山鉄道を使わない行き方

2018年、新しくできた登山鉄道なので、乗ってみたい人が多いかと思いますが、登山鉄道を使わず節約してロープウェイ乗り場へ行くこともできます。教会のバス乗り場から、5番のバスでロープウェイ乗り場まで来ることができます。1番安くロープウェイに乗りたいのであれば、バス代往復2万ドン+70万ドン=72万ドン(約3600円)となりますね。

ロープウェイ乗り場行き路線バス

料金:1万ドン(約50円)

サパ教会→ロープウェイ乗り場の時刻表:7:00 7:30 8:00 8:30 9:00 9:30 10:00 10:30 11:00 12:00 13:00 13:30 14:00 14:30 15:00 15:30 16:00 16:30 17:00 17:30 18:00

ロープウェイ乗り場→サパ教会の時刻表:7:30 8:00 8:30 9:00 9:30 10:00 10:30 11:00 12:00 13:00 13:30 14:00 14:30 15:00 15:30 16:00 16:30 17:00 17:30 18:00 18:30

参考:http://sgtvt.laocai.gov.vn/sgtvt/1240/27896/45656/249968/VTHK-bang-xe-buyt/Thong-tin-van-tai-xe-buyt-tren-dia-ban-tinh-Lao-Cai.aspx

その他考えられる手段としては、ロープウェイ付きのツアー、タクシー、ホテルでチャーターカーなどがあります。

バス停または駐車場に着いたら、徒歩でロープウェイ乗り場へ向かいます。するとロープウェイ乗り場があるのでチケットを購入しましょう。

階段を降りるとロープウェイ乗り場です。

ファンシーパン山の景色いろいろ

行き方がわかったところで、ロープウェイや登山鉄道からの景色をご紹介します。

まず、上の写真!まるで航空写真みたいでしょ。ロープウェイの代金70万ドン(約3500円)はかなり高額ですが、どこまでも広がる棚田、これは見る価値アリだと思いますよ。

ロープウェイを入れて撮るのもいい感じ。2枚ともお昼前ぐらい、下山するときの景色です。

一方、こちらは朝。棚田は見えませんが、雲海が広がります。こちらも幻想的で素敵。

こちらは、登山鉄道からの景色です。ほのぼのとしていますね。これはお昼頃の写真です。行きは残念ながら真っ白で何も見えませんでした。

ファンシーパン山ロープウェイの注意点

週末は混雑が予想されます

気軽に登れるようになったファンシーパン山ですが、週末や祝祭日は大変な混雑が予想されます。実際、数時間待ちだったという話も聞きます。

上の写真は平日の様子です。

屋外(チケット購入前のエリア)、屋内(チケット購入後のエリア)ともにレーンが作られていました。現地の人の話によると、平日は問題なく行けるそうですが、休日は事前にチケットを購入しておいた方がよいそうです。ホテル等で事前にチケットを購入できます。

防寒、雨対策をお忘れなく

4月と8月に登りましたが、山頂は夏場でも少し寒いです。夏でも長袖が1枚あるといいです。春、秋に訪れる人は薄手のダウンジャケットがあるといいです。オフシーズンの冬場に行く人は少ないと思いますが、しっかり防寒対策をしてください。

上の写真は4月の写真です。

また、霧が濃く雨のようです。撥水加工のあるものやレインコートがあると便利です。薄いレインコートはロープウェイ到着場所でも販売していました。

日本語と英語の名称について

日本語ではロープウェイと呼びますが、英語ではケーブルカーです。

日本語だと、こちらがケーブルカーのような気がしますが…英語でケーブルカーは、日本語のロープウェイの方です。

ロープウェイ(日本語)→Cable Car(英語)

ケーブルカー(日本語)→Funicular(英語)

・・・ややこしいですね。

ちなみにベトナム語でロープウェイは「カプチェオ(cap treo)」。余談ですが、ベトナムは、ギネス級のロープウェイがたくさんあるロープウェイ大国です。そんなわけで、ベトナム在住の外国人はいつの間にか「カプチェオ」という単語を覚えてしまいます。(←ちょっと嘘。でもロープウェイ大国なのは本当)

ファンシーパン山ロープウェイのまとめ

2016年にロープウェイが開通し誰でも気軽に登山できるようになったファンシーパン山。2018年現在、サパ中心地から乗れる登山鉄道や、山頂手前にある階段を登らなくて済むケーブルカーも運行するようになり、さらに登頂しやすくなりました。

平日であれば、サパの中心地から2時間ほどで、ベトナム最高峰を楽しむことができます。料金はロープウェイのみで70万ドン(約3500円)とかなりお高めですが、一見の価値はありだと思います。タクシーやチャーターカーを手配する必要もないので、サパ滞在日、天気がよければ、ぜひ登頂してみてください。

ベトナム・サパでファンシーパン山へGO!~ロープウェイ&登山鉄道で楽チン~” に対して 2 件のコメントがあります

  1. pangit より:

    ラオカイからファンシパンに行く際に参考にさせて頂きましたが、とてもやかりやすかったです。ありがとうございます。
    9/11現在、以前100万ドンだったコンボセットは食事券なしで90万ドンになってました。
    行き方のラオカイ→サパは乗り合いVANで5万ドン、帰りサパ→ラオカイはオススメのバスで3万ドンで行きました(記事の通り)。

    1. vietnam-hh より:

      コメントありがとうございます。
      コンボセットの情報助かります。さっそく修正させていただきますね♪

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